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兵庫県高校生物教員のつどいです KOBE金曜EveLabo

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こちらは「須磨東 理科実験教材の広場」として公開していたページの内容です
                                                              


 ◇ 2008年〜2017年に兵庫県立須磨東高等学校で実践した内容を当時の学校HPで公開していました。
  その内容をほぼそのままこちらに移しました。
  現在は当該校HPはリニューアルされており、この内容は旧サイトのものですのでご注意ください。
 ◇ リンク先のPDFの写真や本文中の学校名等はすべて当時のもので、現在の各学校とは関係はありません。
  資料の利用等に際しましては、その点十分にご留意ください。

 【ウズラ胚】
   以下の内容をまとめた実践紹介が (株)エヌ・ティー・エス
 ・「生物の科学 遺伝 Vol.72-6,552-559 」2018年11月発行号
 ・「実践 生物実験ガイドブック」(「遺伝」別冊No.24) 2020年9月発行
 に掲載されました。(→出版社 サイトはこちら
 別刷(PDF)をご希望の方は、本サイトのお問い合わせメールフォームからご連絡ください。 
 

 1.Newの培養法によるウズラ胚の観察

  ろ紙リングを使ってウズラの初期胚の観察をします。

この実験は高等学校 改訂「生物」教科書(数研出版 p.208〜211)に探究活動として掲載されているものです。

   @ 教材化の目的と概要

   A 実験の詳しい手順

   B 生徒写真による実験手順の紹介(2010年の実践より)

  C授業紹介と生徒作製の標本例(2010年の実践より)

   D 授業紹介および生徒作製の標本例(2011年の実践より)

  E 生徒向け実験プリントの例

   F 学習指導案の例(2010年の研究授業)

   G 実験準備について(2012年実習助手研修会資料より)

  H 2012年 兵庫県高等学校教育研究会 生物部会誌 Vol.36 より

  I実験にあたって心がけたいこと/簡易にnew培養に取り組む工夫

  ニワトリ胚 ハンバーガー・ハミルトンの発生段階表(外部リンク案内) 


 2.Newの培養法によるウズラ初期胚を用いたウズラ胚の心拍数とアドレナリン、アワチルコリンのはたらき

 ろ紙リングで取り出したウズラ胚にアドレナリン、アセチルコリンなどを与えて、心拍数の変化を調べます。

   @ 実験方法(プロジェクタ使用)と実験結果の例(2011年の実践より)

   A グループ実験(USB顕微鏡カメラシステム使用)(2012年の実践より)


 3.ナイルブルー生体染色によるウズラ胚肢芽におけるアポトーシスの観察

  ナイルブルーによる生体染色でアポトーシスの起こっている場所を可視化します。

  @ 染色のしくみと染色方法の紹介

  A 授業実験として取り組む「肢芽の観察とアポトーシス観察」(2014年の実践より)


 
4.ウズラ胚の各組織細胞の初代培養(学校でできる初代培養)

   ウズラ8日目胚から心臓、肝臓、脳、網膜、骨格筋などを取り出し、
  組織の細胞を培養します。
  拍動する心筋細胞など、分化した細胞の特徴を観察できます。
  高等学校の設備でできる簡便な方法を試しました。
  カドヘリンの働きとカルシウムイオンについての実験もできます。
  @ 実施方法について
  A 2014年須磨東高校「サテライト講座」での実践例
  
B カドヘリンの実験 生徒撮影の動画    
    ウズラ8日目胚網膜色素上皮細胞(初代培養)の培地を取り除き、EGTAを含むPBSを加えると、
    カドヘリンによる細胞接着がはがれて数分のうちに細胞がバラバラになっていくようすを観察
    できます。

  C 授業実験として取り組む「カドヘリンの働きとカルシウムイオン」(2014年の実践より)

 5.トレーニングメニュー

   @ 実体顕微鏡下で両手でのピンセット操作に慣れる練習課題
 
  この課題は国際生物学オリンピック日本委員会(JBO)公式HP 「生物実験のワザを鍛える」
  紹介されています。
  


【DNA抽出実験】 普通教室でちょちょっと実験
  
  自分の細胞からDNAを抽出して見てみよう
  
  生物基礎 「遺伝子とその働き」の導入に 自分の細胞のDNAを抽出して見てみます。
  普通教室でもちょちょっとできる、簡単な方法です。2013年5・6月に行いました。
  

 
【DNAの電気泳動】

 電気泳動法を用いたDNAの切断・結合実験
(株)リバネスのキットを使用し、DNAの電気泳動を体験する実験です。

  @ 2010年の実践より

    A 2011年の実践より

    B 2012年の実践より


【人力サーマルサイクラー
   〜PCR法でDNAを増やそう〜】


  電気ポットや恒温槽の湯を使って、手動でPCR法の温度変化を与えることにより、
 DNAを増やす実験です。
 この実験は高等学校「生物」教科書(数研出版p.133)に掲載されているものを参考に、
 (株)リバネスのキットを用いて、2013年1月に行いました。

 
   @ 2013年の実践より

   A サイエンスネット第46号(数研出版 2013年5月発行)に掲載の報告


   B 2014年・2015年の実践より(改善点の検討)

【おにぎりの海苔が黒いわけ
      〜光合成色素の抽出】

 2015年度 オープンハイスクール体験授業用のプリントと実験結果
 
 生物基礎では同様の方法で緑葉の色素分離を演示しています。
 理系生物ではシリカゲル薄層クロマトグラフィーによる緑葉の色素分離と並行して
 同じ授業時間の中で実施しています。
 直視分光器を用いて吸光スペクトルを観察、紫外線ランプでクロロフィル蛍光も観察します。
 秋には紅葉や黄葉で行い、紅葉のしくみを知る実験にもアレンジできます。
 系統分類の単元でも使えます。
 結果が非常に美しいので、印象に残る実験です。



【探究活動 コハク酸デヒドロゲナーゼの性質とはたらき】

  各班ごとにテーマを設定し、ツンベルク管を使って、酵素の性質や働きを調べる実験を

 行う探究活動です。実験結果は発表会でスライドを使ってプレゼンテーションします。

  @ 取り組みの概要

    A 2009年 各班のテーマ

    B 2011年 取り組みの概要と各班のテーマ(公開授業資料より)

  C 2012年 各班のテーマ

  D 実践報告 「兵庫教育」2013年8月号 特集『考えることを楽しむ』 掲載記事

   E 2013年 各班のテーマ  取り組み紹介 (1)実験 (2)発表会 (3)生徒感想
       

   F 2014年 各班のテーマ  取り組み紹介 (1)実験 (2)発表会 (3)生徒感想

【探究活動 ゾウリムシを極めよう】

  各班ごとにテーマを設定し、ゾウリムシの性質や行動について調べる実験を行う探究活動 です。2012年に行いました。


 
【ブタの血液】 
普通教室でちょちょっと実験〜その2〜

  「動脈血・静脈血の色」の演示とスモールスケールで行う「血液凝固」の観察実験 

  生物基礎 体内環境の維持の単元で2014年に行った実践紹介です。
  従前から行われている「動脈血・静脈血の色」「血液凝固」の観察実験を、
  普通教室で、授業の流れの中に組み入れながら実施できるように工夫しました。

  購入したブタ血液を活用する
  
  購入したブタ血液をいろいろな方法で冷凍保存し、解凍後実験に使えるかどうか確認した内容です。


  準備と実験手順のまとめ(2018)

【クマムシ】

 須磨東高校クマムシ探検隊  
クマムシのなかまは緩歩動物門に属し、乾眠する能力を持つ動物です。

身近なコケにすむ小さな動物たちをを観察し、生態系について考えます。

  @ 2010年クマムシ探検隊 校内クマムシマップ

    A 2011年クマムシ探検隊 学校周辺クマムシマップ

   B 2012年クマムシ探検隊 学校周辺クマムシマップ 〜トゲクマムシも見つかりました〜 


【発芽種子】
 
尿糖試験紙を用いて調べる発芽種子のグルコース量の変化とアブシシン酸のはたらき
 
尿糖検査用試験紙を用いて発芽種子に含まれるグルコース量の変化を調べます。

植物ホルモンのアブシシン酸を与えたものとの比較やデンプン粒の観察も行います。


【iPad で ミクロメーターの学習をしよう】
 
 
 1. SketchBook Express for iPad(無料アプリ)を使ってミクロメーターの使い方を学習しましょう。
  教師がタブレット(あるいはスマホ)の画面をモニターやスクリーンに映し出して使うことも、
  生徒持ちのタブレットがある場合は生徒のタブレットで取り組むことも可能です。
 
  ◇ 使用方法の解説
  @ 接眼ミクロメーター目盛り  
  A 対物ミクロメーター目盛り(大)
  B 対物ミクロメーター目盛り(小)
  C 接眼ミクロメーター 目盛り全体
  D 対物ミクロメーター 目盛り全体と周囲の円
 
 2. 理解を助けるオーソドックスな教材=紙と透明シートを使う予備演習教材です。
  顕微鏡で実際に行う前に、透明シートを使って練習しておくとスムーズです。
  シートはA4インクジェットプリンタ用シート1枚で4枚できます。

 
  @ 紙印刷用 接眼ミクロメーター目盛り
  A 透明シート用 対物ミクロメーター目盛り 
   


【スマホや i Pad を顕微鏡の理解や写真撮影に活用するアイデア集
 
 
 1. ガラスビーズを使ってレーウェンフックの顕微鏡を作ろう
  @基本バージョン「ガラスビーズでレーウェンフックの顕微鏡を作ろう」
    スマホを使わず、直接目で見るタイプ。手軽な作り方です。
    2010年の1年総合的な学習の時間に配布キットを作って学年全クラスで実施しました。
  Aスマホバージョン「ガラスビーズでスマホ顕微鏡を作ろう」
    ビーズの固定方法を工夫して、作り方も見た目もスッキリ。2016年の研修会で紹介しました。
 
 2.スマホやiPadのカメラで顕微鏡写真を楽に撮影できる接眼レンズキャップ
  撮影時にスマホを安定させ、撮影を容易にします。安価に簡単に作ることができます。
  @生物顕微鏡用
  A実体顕微鏡用

 3.スマホやiPadのカメラで魚眼写真を撮影してみよう
  ドアスコープとiPadで魚眼写真
  ドアスコープの取り付けを簡単にするアイデアです。
 


【チリメンモンスター】  

  「チリメンモンスター図鑑を作ろう」2014  

  生物 系統分類、進化の単元を終えた3年生が取り組みました。
  きしわだ自然友の会と大阪自然環境保全協会(ネイチャーおおさか)が普及につとめている
  学習プログラムをイベントではなく授業として行っています。2015年で3回目です。
 



【シート培地「サニ太くん」を使った生徒実験
 「ラクトースオペロンの発現調節」】

 化学企業「JNC株式会社」と連携して、高等学校での生物実験教材の開発を行いました。
「JNC株式会社」の製品、シート培地「サニ太くん」をアレンジして作製したもので、
「遺伝子の発現調節」の単元で使える非常に簡便な教材です。 (2013〜14年の取り組みです)
 2015年7月からは、既製のシート培地(一般生菌用)などを用いて類似の実験を行う方法を検討しています。
    
 残念ながら教材用サニ太くんの販売は見送りとなりました。ご協力をありがとうございました。
 
2015年6月末をもちまして、このたびの高校教材用サニ太くんの製造販売については、製造元であるJNC株式会社の社内状況や、受注発送にかかわる課題等のため、当面は見送られることになりました。
 モニター利用をしてくださった先生方、研究授業や研修会でなどで取り上げてくださった先生方、ご協力をありがとうございました。
 高等学校生物の生徒実験教材として使いやすいシート培地で、多くの先生方から、簡便に生徒実験ができた、との評価もいただいていましたので、力が及ばず、大変残念です。もう一度使ってみたい、と言ってくださった先生方、申し訳ありません。


  モニター品の受付を終了いたしました。
 
2014年12月末をもちまして、モニター品としてご提供できる試作品の在庫が、すべて配布済みとなりました。
 多数のお申し込みをいただき、ありがとうございました。


(以下、「高校教材用サニ太くん」ついては取り組み内容の紹介としてご覧ください。)
 1. 2014年2月13日(木)14日(金)に 初めての授業実践を行いました。
    @ 教材の概要・実践報告  A 生徒の感想  をご覧ください。
 2.「サニ太くん」と本教材の紹介・説明スライド(PDF) を 公開しました。
 3.高校で生徒実験を行うための「準備マニュアル」 を公開しました。
   教師側の準備はどうなるのか気になる方、モニター品で実際に試してみたい方に、読んでいただきたい内容です。
   サニ太くん実習FAQ(よくあるお問い合わせ) を公開しました。取り組まれた先生方の声を反映しています。
   また、実際に、サニ太くんをご使用になる場合には、
   「JNC株式会社」サニ太くんのサイトで使用方法や特性を必ず確認してください。
   「サニ太くん取扱説明書」 「サニ太くんへの基本的な試料液添加方法」も必ずお読みください。
 4.ポリ製スポイトを用いた方法での 生徒実験用プリント を公開しました。
 5.教材紹介のポスター(2014JABE)はこちら

 6. サイエンスネット第50号(数研出版 2014年9月発行)に掲載の報告

【シート培地「サニ太くん」を使った生徒実験
  「大腸菌の形質転換」】

   「サニ太くん」を使い、市販のキットを使わずに、大腸菌にプラスミドを導入する実験を行いました。
  教師の事前の準備が非常に簡単で、生徒実験も50分の授業内に余裕を持って収まる方法です。
  1. 2014年6月10日〈火)に生徒実験を実施しました。
   @ 実験方法の概要と授業実践報告     A生徒の感想
   

高校生物 実験教材の広場

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